ひどい貧血で遅刻してしまう

昔通っていた高校は自転車で15分ほどで通える場所にありました。8時15分に自宅を出て、自転車を猛スピードで走らせれば、ぎりぎり門が締まる前には学校に着くことができました。私は朝起きるのが本当に苦手でした。平日の起床時間は驚きの8時過ぎです。歯磨き、洗顔、着替えを合わせて10分弱でこなします。髪の毛は短かったので、冬はニット帽をかぶります。夏は帽子をかぶるわけにもいかないので、水で寝癖を直して完了。とにかく、自分の身だしなみに関して女性らしいことは何もせずに学校に通っていました。

8時過ぎに起きるなんてかなり寝ている方ですが、それでも、在学中の三年間でかなり遅刻をしました。高校三年生の頃は、なぜかひどい貧血になってしまい、自転車をこいでいる途中で呼吸困難のような状態に陥ることもありました。少し道で休んで学校に行き、一時間目は保健室で寝る、と言った状態が続きました。一時間も横になっていると体調は嘘のように元に戻りました。

この状態がひどい貧血であったということに気付いたのは社会人になってからでした。仕事場での健康診断の際に初めて貧血だという事実を知りました。電車通勤なのですが、学生ではありませんから、しっかりお化粧もして自宅を出るようになっていました。また、早めに出て早めに会社に着く、という学生時代には考えられなかったスタイルに変わりました。

ですが、電車のなかで暑すぎたりすると、どうしても気分が悪くなってしまって途中で電車を降りなくてはいけない状態になることもありました。そんな時は、早めに家を出ていても遅刻したりしていました。しかし、貧血があるという事実が分かったおかげで、食べ物や薬などを服用して、貧血を治すことができました。